破産（法人）

破産とは、支払不能又は債務超過となってしまった債務者について、債権者その他の利害関係人の利害や、債務者と債権者との間の権利関係を適切に調整する法的手続です。個人の破産のことを個人破産、会社をはじめとした法人の破産のことを法人破産と呼ぶことがあります。

法人破産は、破産により法人自体が消滅すること、負債が全て消滅することが大きな特徴となります。事業を継続することはできないですが、債務から解放されるという大きなメリットがあります。

破産の手続きは、主には、弁護士へのご相談→裁判所に対する破産の申し立て→債権者審尋→破産手続開始決定→債権者集会→破産管財人による配当の手続で進みます。

この流れからもわかるように、破産では、裁判所や破産管財人が介入しますので、透明性が高く公平に行われることが期待されます。その一方で、専門性がとても高い手続きが続きますので、弁護士にご相談して行う方がほとんどです。

また、破産は、会社倒産の一形態ですが、会社が経営に行き詰まった時にとりうる方法は様々です。清算型の手続きには、破産や特別清算が、再建型の手続きには、私的整理、民事再生、会社更生などの方法があります。さらに、状況によっては、代表者の方ご自身が個人破産をあわせて行う場合もあります。

では、破産を選択すべきなのはどのようなシチュエーションの時でしょうか。また、破産ではなくて、別の手段を取るべきではないでしょうか。破産のメリット・デメリットはなんでしょうか。これらは、それぞれの会社や代表者の方の置かれている状況によって異なるものです。

債務超過などで経営に行き詰まっていると感じている会社の経営者の方は、まずは弁護士にご相談ください。弁護士は、会社の経営状況をヒアリングして、最適な債務整理の方法をアドバイスします。

高島自由が丘法律事務所は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を中心として、個人又は法人の破産、離婚問題のご相談を承っております。初回相談は無料です。どんな些細なお悩みでもお気軽にご相談ください。